山の中腹、寂れた宿場。
一段高い、丘の上には古い聖堂。
 
そこを護るは、穏やかなる尼僧。
紡がれるのは、春待つ祈り。
 
冷たき雪花を眺めつつ。
真白の下より、緑萌えるを待つ日々は。
 
 
月下に開きし、紅の花弁に閉ざされ、そして──。
 
 
☆更新履歴
14/01/08
・舞台開放します! 91 白花散る夜の月灯
13/12/18
・進行関係 3日目以降に注意事項追記
13/11/03
・ページ作成

白花散る夜の月灯

村の概要

村の基本コンセプト

他者の勝手な思惑によって作り出された『理不尽な運命』。
その『運命』に殉ずるにせよ、抗うにせよ。
『ひと』として、『いきる』事を望んで葛藤する者たちの物語を紡ぎたい。
『場』システムという特異な環境の中、壊れた日常を取り戻そうとするのも、完全に壊してしまう事を望むのも、そこにあるひとりひとりの思いのままに。

村建ての考える村の基本コンセプトはこんな感じです。
生死隣り合わせの閉じた空間で、PCがPCとして『いきる』姿が描けたらいいなあ、というのがぼんやりとあるのですね。
敢えて死を望むのも、『いきる』姿の一つなのでありなのですよ、と。

参加意思表示 

選択肢 投票
参加希望 6  
時期が合えば参加 3  
様子見中 1  

舞台及び基本設定

プロローグ
──それは、新雪が村を更なる真白に染め上げた次の日のこと。
 
慌しく進んでいく冬支度の合間を縫い、丘の上の聖堂を訪れた自衛団長。
いつになく難しい顔をした彼を、老尼僧は驚きの表情で出迎える。
 
それが、始まりの兆し。
 
それぞれの事情で、丘の上の聖堂を訪れる者たち。
祈りを求めるもの、図書室に収められた智を求めるもの、或いは貴重な酒や、文字通り一夜の宿を求める者──様々な理由を持ち合わせる者たちが集まった後、穏やかだった天気が荒れ始める。
 
「今から降りるのは危険だから」
 
そう言って、集う人々を引き止めた老尼僧の穏やかな笑みが、翌日には引き裂かれる事など。
 
その時には、誰一人──否。
ただ一人を除いて、予想もできなかった……かも、知れない。
 
基本設定
幻夢1村19村35村42村53村64村72村80村、薔薇の下国(旧鯖)59村122村と同様の『場』システムの設定を持つ村です。
が、上記村との直接的な関わりはありませんので、ログの既読・未読は問いません
過去村参加の方が関連ネタを引っ張るのはOKですが、わかる人はわかる系のネタ振りはほどほどに。
舞台
山の山腹にある小さな宿場。
温泉地であり、以前は山越えを試みる旅人で賑わっていたが、街道が整備されてからは、立ち寄る者は少なくなっている。
冬になると麓への道が雪に飲まれてしまうため、行き来は春から秋の間に限られる。
村の有志が結成した自衛団により、治安が保たれている。
一段高い丘の上には、今は寂れた修道院がある。
 
聖堂
メインの舞台となる建物。
元は修道院だったが、何らかの事情で寂れ、現在は老尼僧が一人止まり、聖堂を守り続けている。
元々が修道院だったため普通に生活できる設備は整っている他、酒類の備蓄もそれなりにある。
中々村に下りて来れない老尼僧の越冬のために、と食料や薪の備蓄は十分にされている。

☆主な設備
1階部分:聖堂、図書室、厨房、個室、回廊と中庭(←中庭を回廊が取り巻いています)、浴室(温泉利用)
地下部分:食料貯蔵庫、酒蔵(←二つは別室です)、物置
外部分:薪小屋、山羊小屋(←使われていても空でもOK。言ったもん勝ち)、墓地

☆建物周辺
村の中心部から離れた丘の上であり、見晴らしはいい。
村へと下る道は一本だけで、それ以外の所からの上り下りはできない。
 
☆生活様式
ガスや水道はありません。
煮炊きや暖房は薪のかまどと暖炉、水は井戸からの汲み上げになります。
灯りは、基本的にランプと蝋燭。現代的な機器は、基本的にないもの、と考えてください。
(※世界全体ではあっても、この村ではあまり普及していない、という意味です)
とはいえ、厳密な時代設定はないので、判断に困った時はファンタジー処理でOKです。

役職設定

過去村にて使われた役職基本設定をまとめページより転載しておきます。
これらの知識は、狂信者のみ、その全てを有しています。
『場』に関する文献的な物は(少なくともこの村には)存在していません。あるとすれば、御伽噺や教会の説話程度のものです。
※過去村から大幅な変更が入っていますので、連続参加者さんはうっかりにご注意を。
※「過去に遭遇した」設定は禁止ではありませんが、「どういう理由でこうなっているのか」の詳細を説明できるレベルの事実認識は不可とします。
唯一、広く伝えられているのが、『幻燈歌』と呼ばれる詩人の歌ですが、これも御伽噺と同列、と見なされることが多いようです。
※幻燈歌の歌詞引用はご自由にどうぞ。

砕いて言うと、
人狼や能力者は、教会が布教のために人為的に作ったもので、村の開始条件が成立すると覚醒して人狼騒動が始まるんだよ!
と、いう事です。
この特殊設定部分以外は普通の人狼騒動RP村、と思っていただいて大丈夫です。
 
智狼の襲撃、占い師の占い、守護者の守護は、それぞれが展開を左右する要素を強く持っています。
対象を決める時はPC視点だけではなく、PL視点での展開展望も加味する事を強く推奨いたします。

狼側設定

智狼
教会により造られし、闇の因子を引き継いだ者。
月の影響を受け、獣に変化する能力を持ち、人の血肉を喰らう。
『双花聖痕』を、『最も甘美なる餌』として無意識に求める事もある。
一般的には『御伽噺の存在』として認識されているが、実際に出会ったとされる記録や話は各地に存在している。
展開に対し、もっとも大きな影響力を持つ役職です
赤ログでの中相談は、必要と感じたならどんどんやってくださって構いません。
ただし、雑談に偏らないようにお願いいたします
※智狼の能力特性(襲撃対象の役職を知れる)については、反映させるかどうかは引いた方にお任せします。
が、村人の能力者騙りなどの事態もあり得ますので、その場合の対応は臨機応変にお願いします。
なお、メモなどを用い、PL視点で騙り指摘をするのは興を殺ぎまくってしまうと思うので、そこは厳禁とさせていだきます。
狂信者
教会の事情を知り、人狼が何者かを見極める事ができる者。
本来の目的に沿うか、独自の目的を持つかは定かではないが、人狼を生かすために行動する。
※狂信者は、上記役職基本設定についての知識を最初から持っていて構いません。

村側設定

占い師・霊能者
教会に造られし因子のうち、探査や見極めに特化した力を引き継いだ者たち。
占い師は生者を、霊能者は死者をそれぞれ見極める力を持つ。
※展開上自然なら、判定ブラフもありです。
※霊能者が襲撃死者を感知する事への制限はありません。引いた方の設定にお任せします。
守護者
教会に造られし因子の一つ、守り手の力を引き継いだ者。
その力を持って人狼の牙から他者を守る事ができるが、自身のためには使えない。
聖痕者
蒼と朱の花の痣を持つ。教会により、『神の加護の象徴』、或いは『人々の指導者』、ないし『人狼への生贄』としての役割を持たされた者。
人狼にとって、その血肉は最も『甘美なる餌』となる。
※蒼の聖痕者が『蒼花』、朱の聖痕者が『朱花』となります。
※最大人数調整で聖痕者が単独になった場合は、『蒼花』としてください。
 この場合は、自衛団長が『朱花』となります。
村人
教会による因子の操作とは関わりなき者。
影響を受けぬが故に、自らの意思によって行動できる。

希望役職アンケ

以下のアンケは、「やってみたい役職の傾向を把握するためのもの」であり、「役職の予約のためのもの」ではありません。
希望を弾かれた時に何が回って来るのか想定して、覚悟完了するためのものです。
なので、規定数を超えていても気にせずに、やってみたい・やりたい役職をぽち、っとしてみてください。

選択肢 投票
智狼 1  
狂信者 1  
聖痕者 0  
占い師 0  
霊能者 1  
守護者 1  
村人 0  
おまかせ 0  

吊り・襲撃・墓下関係

特殊な言い換えの設定はありません。投票の概念がないくらいです。
【吊り・襲撃共にPL>PC視点で、盛り上がり重視の選択を。
PC視点で殺したくない、自PCはこのPCを殺さないから投票しない、はNGです。
委任は禁止しませんが、積極的な使用は推奨しません】

それぞれの描写ですが、吊りはその時の状況で。
必要とあらば事故死などの要因の取り入れもありです。
また、処刑描写に拘りすぎる必要はありません。
襲撃は、赤の設定優先にて。
wikiに描写投下コメントを設置しますので、そちらに場所、状況、状態などをまとめて投下してください。
※コメント解釈による齟齬が発生しても笑える余裕は忘れずに!
流れ次第で狼COしての白ログ襲撃描写も可能です。

なお、【吊り・襲撃描写共に、対象となったPC・PLへの配慮は忘れずに!】
基本的にまとめサイトでの遺言確認などはしないもの、とします。

墓下は霊魂の世界となります。
終わるまでは何故かその場に束縛されるらしく、村から離れる事はできません。
襲撃描写が終わらないと墓下で出にくい、と思われるかも知れませんが、襲撃時の記憶や時間軸を曖昧にして動いてしまうのもありですのでその辺りは臨機応変に対応してください。
中発言は構いませんが、中雑談のみ、にならないようにご注意ください。

進行関係

プロローグ

未だ穏やかな日常。
本格的な冬支度に追われる時間の中、丘の上の聖堂に、様々な理由で人が集まり始める。
一番最初に訪れた者──自衛団長は、老尼僧と二人で話しこんでおり、中々でてくる様子を見せない。
 
夕方ごろから、雪まじりの強い風が吹き始める。
その頃になってようやく話が終わったのか、出てきた老尼僧は、皆に泊まって行くように勧める。
自衛団長は渋い顔をするものの、天候状況に已む無し、と思ってか、止まる事を了承する事に。
※天候の変化は天声では特に指示しません。
 開始日のリアル夕方辺りから、気がついたひとが進めてください。
 
※自己紹介について
各自のプロフィールは、役場の住民票(旅人なら滞在票)の記載内容、という扱いで、適当なタイミングで出しておいてください。
(以下テンプレ。書いた後、メモにアンカーをお願いします)
■名前:(綴りがあると泣いて喜びます)
■年齢:
■職業:
■経歴:
※他、PL視点での補足など
縁故の希望などある場合は、メモの方に表記してください。
老尼僧とギュンターへの縁故は基本、制限ありませんが血縁は二人くらいまでに止めてください。
二人の事は村の住人であれば誰でも知っています(共通軽縁故)。
また、彼らを動かしたひとは、メモにその現在地もつけておくときっと優しいです。

1日目

48時間進行。
荒れ始めた天気は、夜半から嵐へと変わっていく。
夜明けと共に風の音はやむものの、外に出ると見えるのは嵐でめちゃくちゃになった周囲の様子。
少し足を伸ばせば、村へ続く道が雪で完全に塞がっているのが見て取れる。
とりあえず、村からの救援が来るのを待とう、となるものの、何故か老尼僧の姿が見えず。
ようやく見つかったその姿は、何者かの牙によって引き裂かれていた。
※赤組は前半24の内に発見描写ができるよう、襲撃情報の投下をお願いします。

老尼僧の死を知ったギュンターは皆を聖堂に集めて、自分がここを訪れた理由──中央の教会から届いた書簡について説明する。
曰く、この村に闇の者と、それに対する力持つ者がいるらしい、と。
そして、老尼僧の命を奪ったのはその闇の者──『人狼』であろう、と。
『人狼』を殺さなければ更なる犠牲が出る、そのためになすべき事をなす、と。
迷いなく言い切った後、ギュンターは聖堂を後にする。
※追いかけてもOKですが、更新前には必ずフリー状態にしておいてください。

2日目

48時間進行。
ギュンター襲撃。その身には、鋭い爪と牙の痕が刻まれ、「普通でない」死に方をした事は、容易に察することができる。
中央教会から届いた、という書簡は彼の泊まっていた部屋に、人狼伝説の本と共に置かれている。
※書簡の内容は、人狼と能力者の存在示唆程度のものです。
 細かい文章とかは、捏造上等。
図書室では御伽噺や、説話集から人狼が闇の者である、という逸話を拾い出すことも容易か。
目に入るのは、現実的ではないことばかり、だれど。
死の危険が、すぐ傍にある、という事実だけは、揺らぎがない。

3日目以降 ←New!

ここから24時間進行。アンカーは、フィルタ順にリレー。
聖堂にいる者の一人が、命を落とす。
それは、疑いからの諍いによるものか、もしくは何らかの事故によるものか。
いずれにせよ、霊能者は、その者の死を何らかの形で感知できる。
そして、狼の牙に誰かが命を落とす。

殺し合わねば生きられない現実。
それが突きつけられ、閉ざされたその場所は血を流す場所と化す。
※ここから時間が短くなるので、前日の流れはあまり引きずらず、更新後1〜2時間で翌日軸に移行するように意識してください。

エピローグ

最後に残るのは、人か獣か。
それにより、終幕の物語は変化する。

質問その他

疑問点などありましたら、こちらへ。



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Last-modified: 2014-01-22 (水) 23:26:51