──静寂包む夜の森。
──降り注ぐのは銀の月光。
 
──静かなる、夜蒼の天に浮かぶもの。
──銀なる月よ、その煌めきは、聖か魔か。
 
──蒼と黒に染まる森。
──舞い落ちるのは……銀の光と、白の雪。
 
 
──あかく、あかく。そまってみえたのは、せつなのまぼろし?
 
 
──夜天の銀は何ひとつ。
──語ることなく、ただ、そこに。
 

☆更新履歴

13/01/04
・村建てました! 80 夜天銀月
・進行中のあれこれについては、こちらへ 進行中ページ
12/11/17
・『屋敷内設備』を追記
12/11/14
・使用キャラセットを『人狼物語 幻夢 Ver.2』に変更
12/10/06
・襲撃描写周りを変更
12/10/03
・ページ作成

夜天銀月

村の概要

村の基本コンセプト

他者の勝手な思惑によって作り出された『理不尽な運命』。
その『運命』に殉ずるにせよ、抗うにせよ。
『ひと』として、『いきる』事を望んで葛藤する者たちの物語を紡ぎたい。
『場』システムという特異な環境の中、壊れた日常を取り戻そうとするのも、完全に壊してしまう事を望むのも、そこにあるひとりひとりの思いのままに。

村建ての考える村の基本コンセプトはこんな感じです。
生死隣り合わせの閉じた空間で、PCがPCとして『いきる』姿が描けたらいいなあ、というのがぼんやりとあるのですね。
敢えて死を望むのも、『いきる』姿の一つなのでありなのですよ、と。

参加意思表示 

選択肢 投票
参加希望 6  
時期が合えば参加 1  
様子見中 1  

舞台及び基本設定

プロローグ
緑深き森の中に、その村は築かれていた。
 
夢と志を抱いて集まった者たちが築いた、開拓村。
森の中に拓かれたその地は、冬になると真白の帳に深く包まれる。
雪深い道は近隣の街や村との行き来を容易には行かせず、冬になれば外界から切り離される村。
それでも、村の人々はそこに根ざした生活を築き上げていた。
 
──そんな村をかつて、様々なものから守り抜いた男がいた。
 
以前は村の自衛団の団長を務め、今は隠居として村の人々から慕われる老戦士ギュンター。
村の中心から離れた場所に屋敷を築き、ひっそりと暮らす彼の所には普段から村人や旅人が多く訪れていた。
 
村の者は、彼の身の回りの世話をしたり、その豊富な知識を求めたり。
外の者は、一夜の宿を求めたり。
 
それぞれの理由で多くの人が屋敷に集まったその夜──激しい嵐が、森を襲った。
 
──吹き荒れる猛吹雪のなか、緩やかに為されるのは、『場』の形成と、覚醒。
 
明けて、翌日。
外の様子を見に行ったものが目の当たりにしたのは、嵐の残した惨状。
村と屋敷の間を流れる急流にかかる橋が落ち、倒木と積もった雪によって隔離された屋敷の現状。
 
──それでも、その時には、まだ。
何事もなく、日常に戻れるはずだ、と。
誰もが信じて疑わなかった──。
基本設定
幻夢1村19村35村42村53村64村72村、薔薇の下国59村122村と同様の『場』システムの設定を持つ村です。
が、上記村との直接的な関わりはありませんので、ログの既読・未読は問いません
過去村参加の方が関連ネタを引っ張るのはOKですが、わかる人はわかる系のネタ振りはほどほどに。
舞台
森の中の小さな開拓村。
主要産業は林業だったが、ここ数年は狩猟と農耕による自給自足が為されている。
冬になると村への道が雪に飲まれてしまうため、行き来は春から秋の間に限られる。
村の有志が結成した自衛団により、治安が保たれている。
 
ギュンターの屋敷
メインの舞台となる建物。先代の自衛団長だったギュンターの住まう屋敷で、村の中心から、急流を挟んで奥まった場所にある。
屋敷は広く、外から来た者が宿屋代わりに使うこともしばしば。
 
☆屋敷内設備
1階:玄関、エントランスホール、広間、厨房、大浴場、使用人部屋、リネン室
2階:客室、温室
3階:主寝室、書斎、家人私室
地下1階:貯蔵庫、物置
建物外:厨房の勝手口付近に井戸と薪小屋
 
屋敷内にある設備は、こんな感じ。大浴場は温泉、温室はその熱利用の小さな庭。小さめの果樹くらいならあってOK。
 
☆建物周辺
周囲をぐるり、深い森が取り巻いている。
その奥は未開拓地域であり、猟師たちも足を踏み入れたことのない、危険地域。
 
☆生活様式
ガスや水道はありません。
煮炊きや暖房は薪のかまどと暖炉、水は井戸からの汲み上げになります。
灯りは、基本的にランプと蝋燭。現代的な機器は、基本的にないもの、と考えてください。
(※世界全体ではあっても、この村ではあまり普及していない、という意味です)
とはいえ、厳密な時代設定はないので、判断に困った時はファンタジー処理でOKです。

役職設定

過去村にて使われた役職基本設定をまとめページより転載しておきます。
これらの知識は、狂信者のみ、その全てを有しています。
『場』に関する文献的な物は(少なくともこの村には)存在していません。あるとすれば、御伽噺や教会の説話程度のものです。
※過去村から大幅な変更が入っていますので、連続参加者さんはうっかりにご注意を。
※「過去に遭遇した」設定は禁止ではありませんが、「どういう理由でこうなっているのか」の詳細を説明できるレベルの事実認識は不可とします。
唯一、広く伝えられているのが、『幻燈歌』と呼ばれる詩人の歌ですが、これも御伽噺と同列、と見なされることが多いようです。
※幻燈歌の歌詞引用はご自由にどうぞ。
 

狼側設定

智狼
教会により造られし、闇の因子を引き継いだ者。
月の影響を受け、獣に変化する能力を持ち、人の血肉を喰らう。
『双花聖痕』を、『最も甘美なる餌』として無意識に求める事もある。
一般的には『御伽噺の存在』として認識されているが、実際に出会ったとされる記録や話は各地に存在している。
展開に対し、もっとも大きな影響力を持つ役職です
赤ログでの中相談は、必要と感じたならどんどんやってくださって構いません。
ただし、雑談に偏らないようにお願いいたします
※智狼の能力特性(襲撃対象の役職を知れる)については、反映させるかどうかは引いた方にお任せします。
が、村人の能力者騙りなどの事態もあり得ますので、その場合の対応は臨機応変にお願いします。
なお、メモなどを用い、PL視点で騙り指摘をするのは興を殺ぎまくってしまうと思うので、そこは厳禁とさせていだきます。
狂信者
教会の事情を知り、人狼が何者かを見極める事ができる者。
本来の目的に沿うか、独自の目的を持つかは定かではないが、人狼を生かすために行動する。
※狂信者は、上記役職基本設定についての知識を最初から持っていて構いません。

村側設定

占い師・霊能者
教会に造られし因子のうち、探査や見極めに特化した力を引き継いだ者たち。
占い師は生者を、霊能者は死者をそれぞれ見極める力を持つ。
※展開上自然なら、判定ブラフもありです。
※霊能者が襲撃死者を感知する事への制限はありません。引いた方の設定にお任せします。
守護者
教会に造られし因子の一つ、守り手の力を引き継いだ者。
その力を持って人狼の牙から他者を守る事ができるが、自身のためには使えない。
聖痕者
蒼と朱の花の痣を持つ。教会により、『神の加護の象徴』、或いは『人々の指導者』、ないし『人狼への生贄』としての役割を持たされた者。
人狼にとって、その血肉は最も『甘美なる餌』となる。
※蒼の聖痕者が『蒼花』、朱の聖痕者が『朱花』となります。
※最大人数調整で聖痕者が単独になった場合は、『蒼花』としてください。
 この場合は、自衛団長が『朱花』となります。
村人
教会による因子の操作とは関わりなき者。
影響を受けぬが故に、自らの意思によって行動できる。

希望役職アンケ

以下のアンケは、「やってみたい役職の傾向を把握するためのもの」であり、「役職の予約のためのもの」ではありません。
希望を弾かれた時に何が回って来るのか想定して、覚悟完了するためのものです。
なので、規定数を超えていても気にせずに、やってみたい・やりたい役職をぽち、っとしてみてください。

選択肢 投票
智狼 2  
狂信者 1  
聖痕者 2  
占い師 1  
霊能者 1  
守護者 2  
0  
おまかせ 0  

吊り・襲撃・墓下関係

特殊な言い換えの設定はありません。投票の概念がないくらいです。
【吊り・襲撃共にPL>PC視点で、盛り上がり重視の選択を。
PC視点で殺したくない、自PCはこのPCを殺さないから投票しない、はNGです。
委任は禁止しませんが、積極的な使用は推奨しません】
 
それぞれの描写ですが、吊りはその時の状況で。
必要とあらば事故死などの要因の取り入れもありです。
また、処刑描写に拘りすぎる必要はありません。
襲撃は、赤の設定優先にて。
※過去村から変更しています。ご注意を!
wikiに描写投下コメントを設置しますので、そちらに場所、状況、状態などをまとめて投下してください。
※コメント解釈による齟齬が発生しても笑える余裕は忘れずに!
流れ次第で狼COしての白ログ襲撃描写も可能です。
 
なお、【吊り・襲撃描写共に、対象となったPC・PLへの配慮は忘れずに!】
基本的にまとめサイトでの遺言確認などはしないもの、とします。
 
墓下は霊魂の世界となります。
終わるまでは何故かその場に束縛されるらしく、村から離れる事はできません。
襲撃描写が終わらないと墓下で出にくい、と思われるかも知れませんが、襲撃時の記憶や時間軸を曖昧にして動いてしまうのもありですのでその辺りは臨機応変に対応してください。
中発言は構いませんが、中雑談のみ、にならないようにご注意ください。

進行関係

プロローグ

穏やかな日常。
本格的な冬を前に、越冬の準備に追われる村。
そんな中、村はずれにあるギュンターの屋敷には、様々な理由で人が集まり始める。
 
夕方ごろから、雪まじりの強い風が吹き始め、天候の荒れを危惧したギュンターは、皆に屋敷に泊まって行くように勧めることに。
※天候の変化は天声では特に指示しません。
 開始日のリアル夕方辺りから、気がついたひとが進めてください。
 
※自己紹介について
今回は過去シリーズと異なり、召集、という形ではありませんので。
各自のプロフィールは、役場の住民票(旅人なら滞在票)の記載内容、という扱いで、適当なタイミングで出しておいてください。
(以下テンプレ。書いた後、メモにアンカーをお願いします)
■名前:(綴りがあると泣いて喜びます)
■年齢:
■職業:
■経歴:
※他、PL視点での補足など
縁故の希望などある場合は、メモの方に表記してください。
ギュンターへの縁故は基本、制限ありませんが血縁は二人くらいまでに止めてください。
彼の事は村の住人であれば誰でも知っています(共通軽縁故)。
あと、ギュンターを動かしたひとは、メモにその現在地もつけておくときっと優しいです。

1日目

48時間進行。
荒れ始めた天気は、夜半から嵐へと変わっていく。
屋敷の内部には影響はないものの、外から聞こえる音は状況の凄まじさを物語る。
一夜明け、夜明けとともに風の音は止む。
外に出ると見えるのは嵐でめちゃくちゃになった周囲の様子。
少し足を伸ばせば、村との唯一の道であった橋が流されているのが確認できる。
とりあえず、村からの救援が来るのを待とう、という事で一先ず場は落ち着くものの、森の奥の方から、今までは余り聞こえなかった狼の咆哮が響くようになる。
※狼との関連をつけるかどうかは、智狼お二人にお任せします。

狼の声を聞いたギュンターは急に険しい様子になり、「調べ物をしてくる」とどこかへ行ってしまう。
※更新前には、ギュンターをフリーにしておいてください。

2日目

48時間進行。
ギュンター襲撃。その身には、鋭い爪と牙の痕が刻まれ、「普通でない」死に方をした事は、容易に察することができた。
彼の私室には、使い込まれた日記が残されている。
その最後の部分には、
 
『狼の声がする。久しくなかった事だ。
 あの時と、状況が似ている。まさかまた、『人狼』が?』
 
という走り書きのような記述が残されている。
日記帳とあわせて置かれているのは、古い御伽噺の本が一冊。
それらから、おきている事態を推測することができる者もあるかも知れない。
 
いずれにせよ、認識できているのは──死の危険が、すぐ傍にある、という事実。

3日目以降

ここから24時間進行。アンカーは、サマリー順にリレー。
屋敷にいる者の一人が、命を落とす。
それは、疑いからの諍いによるものか、もしくは何らかの事故によるものか。
いずれにせよ、霊能者は、その者の死を何らかの形で感知できる。
そして、狼の牙に誰かが命を落とす。

殺し合わねば生きられない現実。
それが突きつけられ、閉ざされた屋敷は血を流す場所と化す。

エピローグ

最後に残るのは、人か獣か。
それにより、終幕の物語は変化する。

質問その他

疑問点などありましたら、こちらへ。



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Last-modified: 2014-01-22 (水) 23:20:37