村関連SS置き場/蒼天輪舞/─大会直後・武舞台─

Last-modified: 2011-04-18 (月) 17:17:03

嵐激の騎竜師カーク エピロール補完
※アンカーつきなので、エピ白ログと合わせて御覧くださいませ。
──────
[向けられた言葉>>18に、浮かべたのは苦笑]

……ったく。
お前って、ホントに……。

[続けようとした言葉は、式典の開始と、そして乱入者>>29>>30>>31の存在に遮られ]

……おいおい。
恐らくそーだろ、とは思ったが、まさか。
ホントに仕掛けてくるたぁねぇ……。

[零れ落ちるのは、どこか、呆れたよな呟き。
翡翠の嵐龍が、るぅ、と鳴く。
どうするのか、という問いかけ。
それに、肩を竦めて黒と銀の槍を拾った]

……ここは、新たな『守護者』に任せる所だろ。
それに……。

[空に舞う竜に向けられていた視線が、つ、と逸れる。
見据える先には、飛来した姿。>>65>>68]

俺個人としては、こちらさんに用事もあるんで、な……。

[呟きに、嵐龍はるぅ、と一声鳴く。
位置を変えてゆく最中、向けられた問い。>>96
は、と息を吐いた]

……邪魔するしない、以前の問題ってヤツ、かね。
これを見逃すと、立場的に地味に国際問題にもなりかねねぇし……。

[それに、と。一度言葉を切って]

色々と、気にくわねぇところもあるし、なっ!

[宣と共に、翡翠の上へ。
涼しげな視線と共に向けられた問い>>109には、微かに口の端を上げ]

……そりゃ当然。
大事なモンに好き勝手されて笑えるほど、俺はお人よしじゃあないぜ?

[言いながら繰り出す銀の一角は、空を切る。
体勢を整え次撃を、と。
その間に繰り出される風の獣に、僅かに意識はそれもするが、それは束の間。
今為すべきは何か、それは確りと定めているから。
躊躇いなく、槍を返して次の一撃を──と、思った刹那]

……っ!?

[翼の支えが失われる、感触。>>129
嵐龍がるぅぅ、るぅ! と甲高く鳴く。
揚力自体が失われれば、如何な嵐の龍とて落ちる以外の術はなく──]

ちっ……。

[このまま落ちるか、と。思うのと、新たな支え>>141 >>142 >>143が届くのはどちらが先か。
は、と視線を地上へ向ける。
目に映る様子に、眉を寄せるのは、一瞬。
翡翠は白翼を羽ばたかせ、黒と銀が空を裂く。
一角獣の名を冠する槍は、狙い違わず、術師の腕を捉え、落とした。>>147]

……んな事で礼言われても嬉しくねえし。

それとな。
ここで投げ出して戻ったら、それこそあいつの気持ちを無駄にするって事になる。
……そう、思わん?

[行かなくて、という問い。>>151
答えを求めるつもりはないが逆にこう返しつつ、距離を測り、そして。
次の行動に移る直前に飛来した力>>153とそれが為した事>>162 >>164に、目を見開いた]

……落ちるな、このっ……!
下降!(下降!)
不要丢掉!(落とすなよ!)

[とっさ、とったのは落ちるふたつを受け止める動き。
嵐龍を急降下させ、落ちるリヒャルトの下へと滑り込ませて受け止める。
それにやや遅れて、薔薇色の宝珠は手の中へ]

……ったく。
どこまで、主中心なんだか、ね……。

[切れ切れの声が紡いだ言葉>>181に、滲むのは、苦笑。
そのまま、衝撃を最低限に抑えるよにしつつ、武舞台へと舞い降りる。
駆けつけた治癒班にリヒャルトを、大会役員に宝珠を託して。
黒と銀の槍は、翡翠の嵐龍に預けた後。
すぐさま、駆けつけたのは意識を失ったエレオノーレの所。
近くにいた治癒班により、応急処置は済んだが消耗が激しく数日は安静が必要だと聞かされた]

……ん、そうか。
迅速な手当て、感謝する。

[短く礼を紡いだ後、担架を、という申し出を遮ってそう、と抱え上げ。
一つ、息を吐いた]

いてくれねぇと困る、って意味。
ちゃんと、わかってんのかね、ホントに。

[苦笑を滲ませたまま、呟いて。
こちらを見つめる嵐龍の、真紅の瞳を振り返る。
嵐龍はこてり、と首を傾げた後、るぅ、と一声鳴いて羽ばたいた。**]