他者の勝手な思惑によって作り出された『理不尽な運命』。
その『運命』に殉ずるにせよ、抗うにせよ。
『ひと』として、『いきる』事を望んで葛藤する者たちの物語を紡ぎたい。
『場』システムという特異な環境の中、壊れた日常を取り戻そうとするのも、完全に壊してしまう事を望むのも、そこにあるひとりひとりの思いのままに。
村建ての考える村の基本コンセプトはこんな感じです。
生死隣り合わせの閉じた空間で、PCがPCとして『いきる』姿が描けたらいいなあ、というのがぼんやりとあるのですね。
敢えて死を望むのも、『いきる』姿の一つなのでありなのですよ、と。
☆主な設備
1階部分:聖堂、図書室、厨房、個室、回廊と中庭(←中庭を回廊が取り巻いています)、浴室(温泉利用)
地下部分:食料貯蔵庫、酒蔵(←二つは別室です)、物置
外部分:薪小屋、山羊小屋(←使われていても空でもOK。言ったもん勝ち)、墓地
☆建物周辺
村の中心部から離れた丘の上であり、見晴らしはいい。
村へと下る道は一本だけで、それ以外の所からの上り下りはできない。
☆生活様式
ガスや水道はありません。
煮炊きや暖房は薪のかまどと暖炉、水は井戸からの汲み上げになります。
灯りは、基本的にランプと蝋燭。現代的な機器は、基本的にないもの、と考えてください。
(※世界全体ではあっても、この村ではあまり普及していない、という意味です)
とはいえ、厳密な時代設定はないので、判断に困った時はファンタジー処理でOKです。
過去村にて使われた役職基本設定をまとめページより転載しておきます。
これらの知識は、狂信者のみ、その全てを有しています。
『場』に関する文献的な物は(少なくともこの村には)存在していません。あるとすれば、御伽噺や教会の説話程度のものです。
※過去村から大幅な変更が入っていますので、連続参加者さんはうっかりにご注意を。
※「過去に遭遇した」設定は禁止ではありませんが、「どういう理由でこうなっているのか」の詳細を説明できるレベルの事実認識は不可とします。
唯一、広く伝えられているのが、『幻燈歌』と呼ばれる詩人の歌ですが、これも御伽噺と同列、と見なされることが多いようです。
※幻燈歌の歌詞引用はご自由にどうぞ。
砕いて言うと、
『人狼や能力者は、教会が布教のために人為的に作ったもので、村の開始条件が成立すると覚醒して人狼騒動が始まるんだよ!』
と、いう事です。
この特殊設定部分以外は普通の人狼騒動RP村、と思っていただいて大丈夫です。
智狼の襲撃、占い師の占い、守護者の守護は、それぞれが展開を左右する要素を強く持っています。
対象を決める時はPC視点だけではなく、PL視点での展開展望も加味する事を強く推奨いたします。
以下のアンケは、「やってみたい役職の傾向を把握するためのもの」であり、「役職の予約のためのもの」ではありません。
希望を弾かれた時に何が回って来るのか想定して、覚悟完了するためのものです。
なので、規定数を超えていても気にせずに、やってみたい・やりたい役職をぽち、っとしてみてください。
特殊な言い換えの設定はありません。投票の概念がないくらいです。
【吊り・襲撃共にPL>PC視点で、盛り上がり重視の選択を。
PC視点で殺したくない、自PCはこのPCを殺さないから投票しない、はNGです。
委任は禁止しませんが、積極的な使用は推奨しません】
それぞれの描写ですが、吊りはその時の状況で。
必要とあらば事故死などの要因の取り入れもありです。
また、処刑描写に拘りすぎる必要はありません。
襲撃は、赤の設定優先にて。
wikiに描写投下コメントを設置しますので、そちらに場所、状況、状態などをまとめて投下してください。
※コメント解釈による齟齬が発生しても笑える余裕は忘れずに!
流れ次第で狼COしての白ログ襲撃描写も可能です。
なお、【吊り・襲撃描写共に、対象となったPC・PLへの配慮は忘れずに!】。
基本的にまとめサイトでの遺言確認などはしないもの、とします。
墓下は霊魂の世界となります。
終わるまでは何故かその場に束縛されるらしく、村から離れる事はできません。
襲撃描写が終わらないと墓下で出にくい、と思われるかも知れませんが、襲撃時の記憶や時間軸を曖昧にして動いてしまうのもありですのでその辺りは臨機応変に対応してください。
中発言は構いませんが、中雑談のみ、にならないようにご注意ください。
未だ穏やかな日常。
本格的な冬支度に追われる時間の中、丘の上の聖堂に、様々な理由で人が集まり始める。
一番最初に訪れた者──自衛団長は、老尼僧と二人で話しこんでおり、中々でてくる様子を見せない。
夕方ごろから、雪まじりの強い風が吹き始める。
その頃になってようやく話が終わったのか、出てきた老尼僧は、皆に泊まって行くように勧める。
自衛団長は渋い顔をするものの、天候状況に已む無し、と思ってか、止まる事を了承する事に。
※天候の変化は天声では特に指示しません。
開始日のリアル夕方辺りから、気がついたひとが進めてください。
※自己紹介について
各自のプロフィールは、役場の住民票(旅人なら滞在票)の記載内容、という扱いで、適当なタイミングで出しておいてください。
(以下テンプレ。書いた後、メモにアンカーをお願いします)
■名前:(綴りがあると泣いて喜びます)
■年齢:
■職業:
■経歴:
※他、PL視点での補足など
縁故の希望などある場合は、メモの方に表記してください。
老尼僧とギュンターへの縁故は基本、制限ありませんが血縁は二人くらいまでに止めてください。
二人の事は村の住人であれば誰でも知っています(共通軽縁故)。
また、彼らを動かしたひとは、メモにその現在地もつけておくときっと優しいです。
48時間進行。
荒れ始めた天気は、夜半から嵐へと変わっていく。
夜明けと共に風の音はやむものの、外に出ると見えるのは嵐でめちゃくちゃになった周囲の様子。
少し足を伸ばせば、村へ続く道が雪で完全に塞がっているのが見て取れる。
とりあえず、村からの救援が来るのを待とう、となるものの、何故か老尼僧の姿が見えず。
ようやく見つかったその姿は、何者かの牙によって引き裂かれていた。
※赤組は前半24の内に発見描写ができるよう、襲撃情報の投下をお願いします。
老尼僧の死を知ったギュンターは皆を聖堂に集めて、自分がここを訪れた理由──中央の教会から届いた書簡について説明する。
曰く、この村に闇の者と、それに対する力持つ者がいるらしい、と。
そして、老尼僧の命を奪ったのはその闇の者──『人狼』であろう、と。
『人狼』を殺さなければ更なる犠牲が出る、そのためになすべき事をなす、と。
迷いなく言い切った後、ギュンターは聖堂を後にする。
※追いかけてもOKですが、更新前には必ずフリー状態にしておいてください。
48時間進行。
ギュンター襲撃。その身には、鋭い爪と牙の痕が刻まれ、「普通でない」死に方をした事は、容易に察することができる。
中央教会から届いた、という書簡は彼の泊まっていた部屋に、人狼伝説の本と共に置かれている。
※書簡の内容は、人狼と能力者の存在示唆程度のものです。
細かい文章とかは、捏造上等。
図書室では御伽噺や、説話集から人狼が闇の者である、という逸話を拾い出すことも容易か。
目に入るのは、現実的ではないことばかり、だれど。
死の危険が、すぐ傍にある、という事実だけは、揺らぎがない。
ここから24時間進行。アンカーは、フィルタ順にリレー。
聖堂にいる者の一人が、命を落とす。
それは、疑いからの諍いによるものか、もしくは何らかの事故によるものか。
いずれにせよ、霊能者は、その者の死を何らかの形で感知できる。
そして、狼の牙に誰かが命を落とす。
殺し合わねば生きられない現実。
それが突きつけられ、閉ざされたその場所は血を流す場所と化す。
※ここから時間が短くなるので、前日の流れはあまり引きずらず、更新後1〜2時間で翌日軸に移行するように意識してください。
最後に残るのは、人か獣か。
それにより、終幕の物語は変化する。
疑問点などありましたら、こちらへ。