☆更新履歴
他者の勝手な思惑によって作り出された『理不尽な運命』。
その『運命』に殉ずるにせよ、抗うにせよ。
『ひと』として、『いきる』事を望んで葛藤する者たちの物語を紡ぎたい。
『場』システムという特異な環境の中、壊れた日常を取り戻そうとするのも、完全に壊してしまう事を望むのも、そこにあるひとりひとりの思いのままに。
村建ての考える村の基本コンセプトはこんな感じです。
生死隣り合わせの閉じた空間で、PCがPCとして『いきる』姿が描けたらいいなあ、というのがぼんやりとあるのですね。
敢えて死を望むのも、『いきる』姿の一つなのでありなのですよ、と。
参加の意思表示などいただけるとありがたく。
時期に関しては、7月以内であればずらす事も可能です。
とはいえ他企画との兼ね合いもありますので、最大でも1週間後にずらすのが限界と思ってください。
別荘地として賑わったかつての面影は、湖の小島の館──今は集会場として用いられるその場所に僅かに残るのみの。
平穏で、少しだけ、退屈な村。
その村に、ある日旅の詩人が訪れる。
彼は人と人ならざるものの紡いだ物語を歌い、そして。
……次の日の朝、無残な姿で発見される。
自身の歌った物語、その発端のままに。
村を守る自衛団は、疑わしき者を湖の集会場へと隔離し、そして。
数年ぶりの大嵐が村を襲ったその夜に。
真紅の惨劇は、幕を開ける事となる。
島自体は、さほど大きくありません。二時間もあれば、ぐるりと外周を巡れるくらいです。
島の岸は、全体的に切り立った崖状になっています。
建物から見て南西の方角には木で足場の作られた釣り場があり、たまに村人たちがここで釣りをしています。
玄関から数メートルの所に、村へと続く橋がかけられています。
橋は老朽化が進んでいるらしく、近い内に修繕する必要があるのでは、という話しも出ています。
広間からは庭園が一望できます。庭には薔薇園があり、定期的に手入れがされているようです。
☆生活様式
ガスや水道はありません。
煮炊きや暖房は薪のかまどと暖炉、水は井戸からの汲み上げになります。
灯りは、基本的にランプと蝋燭。現代的な機器は、基本的にないもの、と考えてください。
(※世界全体ではあっても、この村ではあまり普及していない、という意味です)
とはいえ、厳密な時代設定はないので、判断に困った時はファンタジー処理でOKです。
過去村にて使われた役職基本設定をまとめページより転載しておきます。
これらの知識は、PC設定如何によって知っていても問題ありません。
ただし、『人狼を始めとする能力者を生み出したのが教会である』という点に関しては、狂信者以外は知る術がないもの、としておいてください。
(教会と人狼に何かしら関わりがある、という事を知っているのはOKです)
智狼の襲撃、占い師の占い、守護者の守護は、それぞれが展開を左右する要素を強く持っています。
対象を決める時はPC視点だけではなく、PL視点での展開展望も加味する事を強く推奨いたします。
特殊な言い換えの設定はありません。投票の概念がないくらいです。
【吊り・襲撃共にPL>PC視点で、盛り上がり重視の選択を。
委任は禁止しませんが、積極的な使用は推奨しません】
それぞれの描写ですが、吊りはその時の状況で。
必要とあらば事故死などの要因の取り入れもありです。
また、処刑描写に拘りすぎる必要はありません。
襲撃描写は、白での発見を優先し、赤ログでは後ほど回想、という形でそれを補完してください。
00時更新という事もあり、赤からの描写の提示を待って進行が止まると、寝れなくなる人が続出しそうなので。
なお、発見描写は、翌朝以降の時間軸でやると、赤組が動き易いかも知れません。
夜中や、更新直後の状況から一気につなげてしまうと、狼の白ログでの行動と矛盾が出てしまう可能性もありますので、ご注意をば。
流れ次第で狼COしての白ログ襲撃描写も可能です。
なお、【吊り・襲撃描写共に、対象となったPC・PLへの配慮は忘れずに!】。
基本的にまとめサイトでの遺言確認などはしないもの、とします。
墓下は霊魂の世界となります。
終わるまでは何故かその場に束縛されるらしく、村から離れる事はできません。
襲撃描写が終わらないと墓下で出にくい、と思われるかも知れませんが、襲撃時の記憶や時間軸を曖昧にして動いてしまうのもありですのでその辺りは臨機応変に対応してください。
中発言は構いませんが、中雑談のみ、にならないようにご注意ください。
いつもと変わらぬはずの夜明けと日常。
しかし、それは唐突に破られる。
数日前から滞在していた旅の詩人が何者かに殺され、前夜の行動を証明する術のない者は一様に湖の小島の集会場へと集められる事に。
この時点ではまだ村の中を動き回る事もできるが、惨殺事件と連行の噂が広まっている事で周囲の態度は変化しているやも知れない。
集会場に到着すると、身上書の提出を要求される。
(以下テンプレ。書いた後、メモにアンカーをお願いします)
■名前:(綴りがあると泣いて喜びます)
■年齢:
■職業:
■経歴:
※他、PL視点での補足など
縁故の希望などある場合は、メモの方に表記してください。
☆なお、村長使用時に限り、『連行された』設定を無理に適用しなくてもOKです。
(集会場の様子を見に来た他の理由付けでやってきて、橋の崩落により戻れなくなった、などの設定もありとします。
勿論、配下に嵌められて連行されるというパターンもありなので、臨機応変に遊んでくれて構いません)
48時間進行。
自衛団から、今回集められた理由が説明される。
自衛団は、人狼の存在も示唆しつつ、未だ半信半疑の様子。
集会場を離れる事は禁止されるが、監視役の自衛団員に頼めば、自宅に手紙を届けてもらう・何か持ってきてもらう、程度の事はしてもらえる。
夜半から嵐が起き始め、村の出入り口が土砂崩れで埋まった、という報せに自衛団は復旧作業に赴く事になる。
最初は監視役も残っているが、やがて人手不足のため最後の一人も出向く事に。
彼らが出向いた後、嵐の影響か他に理由があるのか、村と集会場の島を繋ぐ橋が落ち、行き来ができなくなってしまう。
48時間進行。
ゲルト襲撃。その身には、先に死んだ者と同じ、鋭い爪痕が刻まれていた。
嵐は去ったものの村への道は落ち、飛ばされた伝書鳩からの報せで、復旧の手が足りず橋の修復が遅れる事が伝えられる。
誰かが鳩を使って状況を伝えたなら、返されるのは無常な通達。
集会場に人狼がいるのは間違いないから、見つけ出して殺せ──と。
村との関わりは完全に断たれ、集会場は完全に孤立する。
※嵐の襲来、橋崩落の描写は1日目の終盤〜2日目の序盤にかけて、やりたい人がさくさくっとやってしまってください。
天声は、嵐の示唆描写を落とす程度で、特に何かする予定はありません。
ここから24時間進行。アンカーは、サマリー順にリレー。
容疑者の一人が、命を落とす。
それは、疑いからの諍いによるものか、もしくは何らかの事故によるものか。
いずれにせよ、霊能者は、その者の死を何らかの形で感知できる。
そして、狼の牙に誰かが命を落とす。
殺し合わねば生きられない現実。
それが突きつけられ、集会場は血を流す場所と化す。
最後に残るのは、人か獣か。
それにより、終幕の物語は変化する。
疑問点などありましたら、こちらへ。