月光照らす、夜の水面。
静寂破り、滑りゆくのは弦の音。
詩人は歌う、ものがたりを。
闇より生まれしものたちの。
月のいとしきこどもらの。
朱に彩られし幻燈を。

 

──朱の月が昇った夜に──
──蒼の水面を染めたの、だあれ?──

 

☆更新履歴

10/07/02
・開始日時設定ミス訂正(汗。
7/4 00時頃開始予定です。
10/07/01
・村建てました!
59 朱月幻燈
10/06/30
・村建て前に、ちょこまか追記
10/05/29
・村の基本コンセプトを追記
10/05/20
・プロローグ部分に追記。村長使用時の設定例外について
10/05/09
・舞台となる島の略図を追加
10/03/31
・ページ公開
10/03/28
・ページ作成

朱月幻燈

村の概要

村の基本コンセプト ☆05/29追記

他者の勝手な思惑によって作り出された『理不尽な運命』。
その『運命』に殉ずるにせよ、抗うにせよ。
『ひと』として、『いきる』事を望んで葛藤する者たちの物語を紡ぎたい。
『場』システムという特異な環境の中、壊れた日常を取り戻そうとするのも、完全に壊してしまう事を望むのも、そこにあるひとりひとりの思いのままに。

村建ての考える村の基本コンセプトはこんな感じです。
生死隣り合わせの閉じた空間で、PCがPCとして『いきる』姿が描けたらいいなあ、というのがぼんやりとあるのですね。
敢えて死を望むのも、『いきる』姿の一つなのでありなのですよ、と。

参加意思表示 ☆05/29微追記あり

参加の意思表示などいただけるとありがたく。
時期に関しては、7月以内であればずらす事も可能です。
とはいえ他企画との兼ね合いもありますので、最大でも1週間後にずらすのが限界と思ってください。

選択肢 投票
参加希望 3  
時期が合えば参加 2  
様子見中 0  

舞台及び基本設定

プロローグ
山と森とに抱かれた、湖の畔のその村は。
長く、ながく、平穏な時を過ごしていた。
 
別荘地として賑わったかつての面影は、湖の小島の館──今は集会場として用いられるその場所に僅かに残るのみの。
平穏で、少しだけ、退屈な村。
 
その村に、ある日旅の詩人が訪れる。
 
彼は人と人ならざるものの紡いだ物語を歌い、そして。
 
……次の日の朝、無残な姿で発見される。
 
自身の歌った物語、その発端のままに。
 
村を守る自衛団は、疑わしき者を湖の集会場へと隔離し、そして。
 
数年ぶりの大嵐が村を襲ったその夜に。
真紅の惨劇は、幕を開ける事となる。
基本設定
幻夢1村19村35村42村53村と同様の『場』システムの設定を持つ村です。
が、上記村との直接的な関わりはありませんので、ログの既読・未読は問いません
過去村参加の方が関連ネタを引っ張るのはOKですが、わかる人はわかる系のネタ振りはほどほどに。
舞台
周囲を山と森に囲まれた、湖畔の小さな村。
かつては別荘地として賑わっていましたが、今は訪れる者もなくなり、農業や漁業でひっそりと生計を立てています。
村のすぐ傍の湖の小島にはかつて強い勢力を誇っていた貴族の別荘がありましたが、没落により打ち捨てられ、今は改修されて集会場として用いられています
集会場
メインの舞台となる建物。かつては貴族の別荘でした。
一階には広間、厨房、倉庫、共同浴場などの設備があります。
二階には各人に割り当てられる個室。元が別荘だった事もあり、それなりに快適な空間となっています。
これ以外の設備は好きなように設定してください。
☆集会場内・一階略図
mitorib59-1.PNG
集会場の、大雑把な間取りイメージ。
特に指定のない部屋は、早い者勝ちで好きなように設定してください。
納屋と水汲み用の井戸は、台所にある勝手口の近くにあります。
☆プロ>>137にて、音楽室追加
☆一日目>>154にて、娯楽室追加(ビリヤード台あり)
☆集会場周辺
mitorib59-2.PNG
島自体は、さほど大きくありません。二時間もあれば、ぐるりと外周を巡れるくらいです。
島の岸は、全体的に切り立った崖状になっています。
建物から見て南西の方角には木で足場の作られた釣り場があり、たまに村人たちがここで釣りをしています。
玄関から数メートルの所に、村へと続く橋がかけられています。
橋は老朽化が進んでいるらしく、近い内に修繕する必要があるのでは、という話しも出ています。
広間からは庭園が一望できます。庭には薔薇園があり、定期的に手入れがされているようです。

☆生活様式
ガスや水道はありません。
煮炊きや暖房は薪のかまどと暖炉、水は井戸からの汲み上げになります。
灯りは、基本的にランプと蝋燭。現代的な機器は、基本的にないもの、と考えてください。
(※世界全体ではあっても、この村ではあまり普及していない、という意味です)
とはいえ、厳密な時代設定はないので、判断に困った時はファンタジー処理でOKです。

役職設定

過去村にて使われた役職基本設定をまとめページより転載しておきます。
これらの知識は、PC設定如何によって知っていても問題ありません。
ただし、『人狼を始めとする能力者を生み出したのが教会である』という点に関しては、狂信者以外は知る術がないもの、としておいてください。
(教会と人狼に何かしら関わりがある、という事を知っているのはOKです)

智狼の襲撃、占い師の占い、守護者の守護は、それぞれが展開を左右する要素を強く持っています。
対象を決める時はPC視点だけではなく、PL視点での展開展望も加味する事を強く推奨いたします。

狼側設定

智狼
教会により造られし、闇の因子を引き継いだ者。
月の影響を受け、獣に変化する能力を持ち、人の血肉を喰らう。
『双花聖痕』を、『最も甘美なる餌』として無意識に求める事もある。
一般的には『御伽噺の存在』として認識されているが、実際に出会ったとされる記録や話は各地に存在している。
展開に対し、もっとも大きな影響力を持つ役職です
赤ログでの中相談は、必要と感じたならどんどんやってくださって構いません。
ただし、雑談に偏らないようにお願いいたします
狂信者
教会の事情を知り、人狼が何者かを見極める事ができる者。
本来の目的に沿うか、独自の目的を持つかは定かではないが、人狼を生かすために行動する。
※狂信者は、上記役職基本設定についての知識を最初から持っていて構いません。

村側設定

占い師・霊能者
教会に造られし因子のうち、探査や見極めに特化した力を引き継いだ者たち。
占い師は生者を、霊能者は死者をそれぞれ見極める力を持つ。
※展開上自然なら、判定ブラフもありです。
※霊能者が襲撃死者を感知する事への制限はありません。引いた方の設定にお任せします。
守護者
教会に造られし因子の一つ、守り手の力を引き継いだ者。
その力を持って人狼の牙から他者を守る事ができるが、自身のためには使えない。
聖痕者
蒼と朱の花の痣を持つ。教会により、『神の加護の象徴』、或いは『人々の指導者』、ないし『人狼への生贄』としての役割を持たされた者。
人狼にとって、その血肉は最も『甘美なる餌』となる。
※青の聖痕者が『蒼花』、赤の聖痕者が『朱花』となります。
村人
教会による因子の操作とは関わりなき者。
影響を受けぬが故に、自らの意思によって行動できる。

吊り・襲撃・墓下関係

特殊な言い換えの設定はありません。投票の概念がないくらいです。
【吊り・襲撃共にPL>PC視点で、盛り上がり重視の選択を。
委任は禁止しませんが、積極的な使用は推奨しません】

それぞれの描写ですが、吊りはその時の状況で。
必要とあらば事故死などの要因の取り入れもありです。
また、処刑描写に拘りすぎる必要はありません。
襲撃描写は、白での発見を優先し、赤ログでは後ほど回想、という形でそれを補完してください。
00時更新という事もあり、赤からの描写の提示を待って進行が止まると、寝れなくなる人が続出しそうなので。
なお、発見描写は、翌朝以降の時間軸でやると、赤組が動き易いかも知れません。
夜中や、更新直後の状況から一気につなげてしまうと、狼の白ログでの行動と矛盾が出てしまう可能性もありますので、ご注意をば。
流れ次第で狼COしての白ログ襲撃描写も可能です。

なお、【吊り・襲撃描写共に、対象となったPC・PLへの配慮は忘れずに!】
基本的にまとめサイトでの遺言確認などはしないもの、とします。

墓下は霊魂の世界となります。
終わるまでは何故かその場に束縛されるらしく、村から離れる事はできません。
襲撃描写が終わらないと墓下で出にくい、と思われるかも知れませんが、襲撃時の記憶や時間軸を曖昧にして動いてしまうのもありですのでその辺りは臨機応変に対応してください。
中発言は構いませんが、中雑談のみ、にならないようにご注意ください。

進行関係

プロローグ ☆05/20追記あり

いつもと変わらぬはずの夜明けと日常。
しかし、それは唐突に破られる。
数日前から滞在していた旅の詩人が何者かに殺され、前夜の行動を証明する術のない者は一様に湖の小島の集会場へと集められる事に。

この時点ではまだ村の中を動き回る事もできるが、惨殺事件と連行の噂が広まっている事で周囲の態度は変化しているやも知れない。

集会場に到着すると、身上書の提出を要求される。
(以下テンプレ。書いた後、メモにアンカーをお願いします)
■名前:(綴りがあると泣いて喜びます)
■年齢:
■職業:
■経歴:
※他、PL視点での補足など
縁故の希望などある場合は、メモの方に表記してください。
☆なお、村長使用時に限り、『連行された』設定を無理に適用しなくてもOKです。
(集会場の様子を見に来た他の理由付けでやってきて、橋の崩落により戻れなくなった、などの設定もありとします。
勿論、配下に嵌められて連行されるというパターンもありなので、臨機応変に遊んでくれて構いません)

1日目

48時間進行。
自衛団から、今回集められた理由が説明される。
自衛団は、人狼の存在も示唆しつつ、未だ半信半疑の様子。
集会場を離れる事は禁止されるが、監視役の自衛団員に頼めば、自宅に手紙を届けてもらう・何か持ってきてもらう、程度の事はしてもらえる。
夜半から嵐が起き始め、村の出入り口が土砂崩れで埋まった、という報せに自衛団は復旧作業に赴く事になる。
最初は監視役も残っているが、やがて人手不足のため最後の一人も出向く事に。
彼らが出向いた後、嵐の影響か他に理由があるのか、村と集会場の島を繋ぐ橋が落ち、行き来ができなくなってしまう。

2日目

48時間進行。
ゲルト襲撃。その身には、先に死んだ者と同じ、鋭い爪痕が刻まれていた。
嵐は去ったものの村への道は落ち、飛ばされた伝書鳩からの報せで、復旧の手が足りず橋の修復が遅れる事が伝えられる。
誰かが鳩を使って状況を伝えたなら、返されるのは無常な通達。
集会場に人狼がいるのは間違いないから、見つけ出して殺せ──と。
村との関わりは完全に断たれ、集会場は完全に孤立する。
※嵐の襲来、橋崩落の描写は1日目の終盤〜2日目の序盤にかけて、やりたい人がさくさくっとやってしまってください。
天声は、嵐の示唆描写を落とす程度で、特に何かする予定はありません。

3日目以降

ここから24時間進行。アンカーは、サマリー順にリレー。
容疑者の一人が、命を落とす。
それは、疑いからの諍いによるものか、もしくは何らかの事故によるものか。
いずれにせよ、霊能者は、その者の死を何らかの形で感知できる。
そして、狼の牙に誰かが命を落とす。

殺し合わねば生きられない現実。
それが突きつけられ、集会場は血を流す場所と化す。

エピローグ

最後に残るのは、人か獣か。
それにより、終幕の物語は変化する。

質問その他

疑問点などありましたら、こちらへ。



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Last-modified: 2015-11-11 (水) 21:37:02