世界設定 の履歴(No.5)


世界設定 基本

クラールハイト Klarheit

竜(龍)と精霊、人が互いに領域を定めつつ、共存する世界。
空は竜の領域、地は人の領域。その狭間が精霊の領域、と言われている。

騎竜師と精霊師、それぞれの発祥に関しては諸説あるが、竜王の作りし『聖剣』を手にした若者と聖竜、精霊王の力を秘めた『宝珠』を授かった聖女がそれぞれの開祖、と伝えられている。

多様な種族が住まい、種族ごとに住まう領域の線引きなどはあるようだが、概ね平穏に共存している。らしい。

精霊基準の魔法技術の発達が著しい反面、錬金術やら蒸気機関やらが発達している地域もある。
魔法と機械の融合技術なんかもあるかも知れない。

☆大陸中央部:中原地域
ナハティガル王国を中心とした中堅〜大国の集まる区域。
一応、ナハティガルを要としてまとまっているが、相互牽制状態は続いている。

☆大陸東部:沿海州
小国が集まる区域。火種的地域(ユウレン近辺)もあるが、概ね平穏。

☆大陸北部:

☆大陸西部:大規模森林域
大陸の西に広がる大森林。その大森林自体が一つの国として存在している。
沿岸部にも国が存在している。

☆大陸南部:

騎竜師

竜と心を通わせ、その背に跨る事を許されたもの。
武術に長け、その力で住まう土地を守るのが主な役割。
中には定住せず、各地を気ままに旅する者も存在しているが、そう言った放浪の騎竜師の存在により、血族婚による竜の血脈の衰退を防いでいる、という側面もある。
※PC設定として選択する場合、肩書きのどこかに必ず『騎竜師』という言葉を入れてください(『新米騎竜師』とか『蒼穹の〜』とか『雷光の〜』とか、そんな感じでおけです)
 

騎竜について
  • 特性
    飛行種の竜。いわゆる、飛竜と呼ばれるもの。
    体型は様々(西洋風の竜でも、東洋風の竜でもOK)だが、全てに共通して翼(皮膜翼でも羽毛翼でもOK。昆虫翅はさすがになしで)を持ち、単独でも高い戦闘力を持つ。
    それぞれが精霊の加護を受けており、自然の気を身に宿している。
    その力を、ブレスという形で攻撃に使用する事が可能(ブレスは火炎、吹雪、雷光、砂塵、水流など、各竜の特性に合わせて決めてOK。ブレスを使わず、翼で起こすウインドストームもあり)。
    また、近接時には爪や牙、もしあるなら髭なども用いて、相手の竜に攻撃を仕掛ける事も可能。
  • 『騎竜師』とのシンクロ
    『騎竜師』とその竜は、精神的に強い結びつきを得ます。
    竜自体は人語を解しませんが、『騎竜師』とその竜の間では意思の疎通が可能です。
    ※竜のセリフを表記するのはOK。ただし、それは相方である『騎竜師』だけが言語として受け取ってください。雰囲気などを察するのはアリ。
  • 育て方の簡単マニュアル
  1. 卵を引き継ぎます
    これは、一族の誰か(大抵は師匠や親から)の竜が産んだ卵を受け取る、という形が主体です。
  2. 卵を世話します
    毎日語りかけたり、温度を調整したりして、孵るのを待ちます。
  3. 幼竜の世話をします
    口移しで生餌与えたり、添い寝したりして、絆を深めます。
  4. 騎乗・戦闘訓練をします
    ある程度の年齢(生まれて3〜4年くらい?)になったら、訓練開始。
  5. 試験を受けて、騎竜師の号を得る
    試験、といっても、多分一族ごとに内容は違うんで、特にこれ、と指定はしませんが、何かしらの試練を受けて、晴れて騎竜師の称号を得ます
  6. 番外:人から竜を引き継ぐ場合
    この場合は、育てる仮定はすっ飛ばして、試験→称号ゲットの展開でOKです。
    もっとも、絆を作るための期間はある程度必要でしょうが。

精霊師

精霊に語りかけ、その力を引き出す事で様々な術を行う者の総称。
その力の行使法は様々で、特定の精霊と盟約してその力を使う者、精霊を強引に支配下に置いて使役する者など、色々な使い手が存在する。

錬金術

魔法(精霊)を使い、様々な可能性を求めて研究する技術の総称。
精霊のみならず、一般的には注目されないマナの研究もされている。

現在研究が続けられている主なものには、精霊自体を武器にする「具現精霊武器」、稀少な精霊石を精霊から練成する「精霊石錬成」、精霊とは別に存在するとされているマナを取り出したり活用法を模索する「マナ魔法技術」などが挙げられる。
この中で既に確立されているのは「具現精霊武器」のみで、他は未だ研究の域を出ていない。
(それ以外の錬金技術については言ったもん勝ち)

具現精霊武器

精霊を純度の高い精霊石に封じ込め、決められた武器の形へと変化させる技術。
一般的に精霊師等にしか見えない精霊を具現化するため、媒体は質の良いものでなければ成功は難しい。
武器の種類は様々で、封じ込めた精霊の属性を持った物となる。
物によっては補助具のようなものも作られる。

武器の具現化には錬金術の知識が必要であり、それ以外の者が持っていても単なる精霊の封じられた精霊石でしかない。
ただし、純度の高い精霊石であり、精霊も封じられていることもあって、その貴重さ故に価値は計り知れないものとなる。

純度の高い精霊石を使用しなければならないため、現存する成功品は極僅か。
純度の低い精霊石に力の弱い精霊が封じ込められたものもあるが、威力は高が知れており、耐久力もかなり低いものとなる。
純度が高ければ高いほど耐久力に優れ、強い精霊を封じ込めることが出来、質の良い具現精霊武器を作り出すことが可能である。

精霊石錬成

精霊力が過剰蓄積して出来る精霊石を、人工的に作り出す技術。
理論上では可能とされているが、未だ成功例は出ていない。

精霊の持つ精霊力を抽出・凝縮し、留め置くための物に付加させる方法で研究が続けられているが、効率についてもあまり良くないと言われている。
また、精霊師等から倫理面から批判されていて、研究者と衝突することも多い。

マナ魔法技術

一般的にはあまり知られていない、大気中に存在する「マナ」を魔法化する技術。
少しずつ研究の成果は出始めているものの、精霊を介した魔法と同等のものにまでは至れていない。
素質が必要な精霊師と異なり、多くの人が扱えるように魔法開発するのが現在の目標。

また一部では、精霊石錬成の研究者と共同で、マナから媒体を作り出せないかの研究も進められている。

ナハティガル王国

大陸中央部、中原地帯に位置する国。

『始まりの騎竜師』とも称される天聖の騎竜師シリル・ファティの興した王国であり、騎竜師の技術の発祥の地、とされる。
建国王シリルの手にした竜王の作りし『聖剣』と、シリルと共に世界を覆う陰りを払った、とされる精霊のいとし子ティアナ・ファーレンホルストが精霊王から授かった『宝珠』、二つの『聖宝』を祀る王国であり、その力持て世界の均衡を保つ、という役割を帯びている。

『宝珠』は聖宝神官家によって厳重に管理され、五年に一度の武闘大会の際に行う『儀式』の時にのみ開帳される。
『聖剣』はナハティガル王国の『守護者』の証であり、武闘大会の覇者が『守護者』の任と共に剣を受け継いで来た。

建国王シリルの盟友・白銀の聖竜ヴァイスの血脈の受け継がれる国。
また、野生の竜の生息地も多く存在しており、新種の竜と文字通りの命がけで盟約してくる猛者もたまにいるとか。

中原地帯は元より、世界全体に対して強い影響力を持っている反面、一国と強固な同盟を結ぶ事はなく、ある意味では孤立している、とも言える。

ユウレン王国

正式表記は『黝簾王国』。
東方沿海州の一国。国土面積はさほど広くはないのだが、豊富な地下資源・海洋資源を蓄えている。
また、龍の卵への精霊力の過剰蓄積によって生成される稀少な魔導媒介『精霊石』の産地としても広く知られている。

風や嵐の属を秘めた龍を駆る騎竜師一族・フェオリバラム家が代々国王を務めている。
5代前までは鎖国状態だった事もあり、独自というか特異な文化形態を構築。開国後は少しずつ他国の文化を取り入れつつも、独自の言語や習慣などは失われてはいない。
4代前の国王が他国に出向いた折、ひょんな事から『一角獣の槍』、の異名を持つ長槍『アインホルン』を手にする。
以降、その槍は代々の国王が継承するもの、とされてきた。
(この継承図式が崩れた事が、内乱の理由の一端だったとか)

風の精霊の加護を強く受けており、北部山岳地帯にある『風龍峡』には風龍や嵐龍が多数生息。
また時折り、希少種として知られる天龍も姿を見せるらしい。

独自の文化を育んできた土地柄故か、他国には見られない独特の妖魔も多数生息。

鎖国時代の影響か他国との関わりは、薄め。
資源的価値の高さから、北の隣国と中央の大国、双方から国土を狙われ続けている。
同じような立ち位置の南の隣国からは、連携を強めるべく同盟や王族同士の婚姻を執拗に迫られているのだが、婚姻に関してはここ3代、見事に蹴り続けている。

大陸北東部辺境・森林地帯

耳長族ことガイナの民

ガイナと呼ばれる者の民。もしくはガイナの子孫と言われる者達。
森の奥深く、朽ちた神殿に眠る蒼い卵石を護るっているが、時が進むにつれその使命は廃れつつもある。
耳が長いため亜人やエルフ(精霊)と混同され気味だが、耳が長いだけの人間であり(故に異民族)、寿命や身体能力はただの人と同じ。
やや目立つ外見特徴の為、時には迫害対象にもなる。

郷に多数の精霊や妖精が住まう為彼らとの意思疎通が容易に行え、一族全てが精霊師としての素養を持つ。
有事の際には郷の民全員が一丸となって解決に当たる。その為か、個人戦よりは集団戦でその真価を発揮する。
郷では青色の精霊石が産出され、それを呪具として加工したり、生活のあらゆる場面に多用したりと産出量は非常に多い。
100人前後と小規模の村。基本は自給自足だが、一番近い村とは物々交換も行う。ただし精霊石の取引は禁止されている(村の有益性を外部に知らせない為)
郷は隠されており、ガイナや精霊達以外は立ち入り禁止。また呪がかかっていて容易に入り込めない。

>蒼い卵石
ガイナそのもの、真なる神の卵、神竜が眠っている、等々言われているが定かではない。正確に知るのは口伝が伝えられる古老のみ。
一見すると巨大な精霊石だが、神託を受ける際に「月闇と生命の狭間で今はまだ眠る者」と称される事から生命体ではあるらしい。※実際何なのかノープラン(

ガイラの民は産まれてすぐに、未来の予言を神託としてこの卵石から授かる。
また特定の精霊と契約を結ぶ事はないが(術行使の為の簡易的な契約は行うが、使い魔に当たるような精霊は持たない)自らを守護する精霊を神託と共に預かり、終生その精霊に身を護られる。宿主が死ねば精霊は野に放たれる。

フィオーレ王国

エマイユ王国

精霊師が興したとされるエマイユ王国。

国を興した精霊師の直系である一族が国を治めている。

北東に山脈があり、そこから質のよい宝石などが産出される。
(珍しい鉱石については言ったもの勝ちです)
村は森の中に点在し、酪農用の集落も大小様々であるが、存在している。

精霊や妖精系の亜人に居心地の良い場所が沢山あるのも手伝い、
精霊および精霊師、そして妖精系の亜人などが多数存在する土地になっている。

茶の種類、酒の種類、花の種類の多さは他の土地と比べて郡を抜いている。
料理は村によって味の落差が大きかったりするが。

様々な宝石、美しい生地や服が特産としてあげられる。

他の国々と違い、森のおかげか大きな争いに巻き込まれたことはない