世界設定 の履歴ソース(No.2)

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*世界設定 基本 [#n92a7d91]
クラールハイト Klarheit

竜(龍)と精霊、人が互いに領域を定めつつ、共存する世界。
空は竜の領域、地は人の領域。その狭間が精霊の領域、と言われている。

騎竜師と精霊師、それぞれの発祥に関しては諸説あるが、竜王の作りし『聖剣』を手にした若者と聖竜、精霊王の力を秘めた『宝珠』を授かった聖女がそれぞれの開祖、と伝えられている。

多様な種族が住まい、種族ごとに住まう領域の線引きなどはあるようだが、概ね平穏に共存している。らしい。

精霊基準の魔法技術の発達が著しい反面、錬金術やら蒸気機関やらが発達している地域もある。
魔法と機械の融合技術なんかもあるかも知れない。

☆大陸中央部:中原地域
ナハティガル王国を中心とした中堅〜大国の集まる区域。
一応、ナハティガルを要としてまとまっているが、相互牽制状態は続いている。

☆大陸東部:沿海州
小国が集まる区域。
火種的地域(ユウレン近辺)もあるが、概ね平穏。

☆大陸北部:現在空白

☆大陸西部:現在空白

☆大陸南部:現在空白

**ナハティガル王国 [#naac65c4]
大陸中央部、中原地帯に位置する国。

『始まりの騎竜師』とも称される天聖の騎竜師シリル・ファティの興した王国であり、騎竜師の技術の発祥の地、とされる。
建国王シリルの手にした竜王の作りし『聖剣』と、シリルと共に世界を覆う陰りを払った、とされる精霊のいとし子ティアナ・ファーレンホルストが精霊王から授かった『宝珠』、二つの『聖宝』を祀る王国であり、その力持て世界の均衡を保つ、という役割を帯びている。

『宝珠』は聖宝神官家によって厳重に管理され、五年に一度の武闘大会の際に行う『儀式』の時にのみ開帳される。
『聖剣』はナハティガル王国の『守護者』の証であり、武闘大会の覇者が『守護者』の任と共に剣を受け継いで来た。

建国王シリルの盟友・白銀の聖竜ヴァイスの血脈の受け継がれる国。
また、野生の竜の生息地も多く存在しており、新種の竜と文字通りの命がけで盟約してくる猛者もたまにいるとか。

中原地帯は元より、世界全体に対して強い影響力を持っている反面、一国と強固な同盟を結ぶ事はなく、ある意味では孤立している、とも言える。

**ユウレン王国 [#of65d7d8]
正式表記は『黝簾王国』。
東方沿海州の一国。国土面積はさほど広くはないのだが、豊富な地下資源・海洋資源を蓄えている。
また、龍の卵への精霊力の過剰蓄積によって生成される稀少な魔導媒介『精霊石』の産地としても広く知られている。

風や嵐の属を秘めた龍を駆る騎竜師一族・フェオリバラム家が代々国王を務めている。
5代前までは鎖国状態だった事もあり、独自というか特異な文化形態を構築。開国後は少しずつ他国の文化を取り入れつつも、独自の言語や習慣などは失われてはいない。
4代前の国王が他国に出向いた折、ひょんな事から『一角獣の槍』、の異名を持つ長槍『アインホルン』を手にする。
以降、その槍は代々の国王が継承するもの、とされてきた。
(この継承図式が崩れた事が、内乱の理由の一端だったとか)

風の精霊の加護を強く受けており、北部山岳地帯にある『風龍峡』には風龍や嵐龍が多数生息。
また時折り、希少種として知られる天龍も姿を見せるらしい。

独自の文化を育んできた土地柄故か、他国には見られない独特の妖魔も多数生息。

鎖国時代の影響か他国との関わりは、薄め。
資源的価値の高さから、北の隣国と中央の大国、双方から国土を狙われ続けている。
同じような立ち位置の南の隣国からは、連携を強めるべく同盟や王族同士の婚姻を執拗に迫られているのだが、婚姻に関してはここ3代、見事に蹴り続けている。

**大陸北東部辺境・森林地帯 [#j39f16f5]
耳長族ことガイナの民

ガイナと呼ばれる者の民。もしくはガイナの子孫と言われる者達。
森の奥深く、朽ちた神殿に眠る蒼い卵石を護るっているが、時が進むにつれその使命は廃れつつもある。
耳が長いため亜人やエルフ(精霊)と混同され気味だが、耳が長いだけの人間であり(故に異民族)、寿命や身体能力はただの人と同じ。
やや目立つ外見特徴の為、時には迫害対象にもなる。

郷に多数の精霊や妖精が住まう為彼らとの意思疎通が容易に行え、一族全てが精霊師としての素養を持つ。
有事の際には郷の民全員が一丸となって解決に当たる。その為か、個人戦よりは集団戦でその真価を発揮する。
郷では青色の精霊石が産出され、それを呪具として加工したり、生活のあらゆる場面に多用したりと産出量は非常に多い。
100人前後と小規模の村。基本は自給自足だが、一番近い村とは物々交換も行う。ただし精霊石の取引は禁止されている(村の有益性を外部に知らせない為)
郷は隠されており、ガイナや精霊達以外は立ち入り禁止。また呪がかかっていて容易に入り込めない。

>蒼い卵石
ガイナそのもの、真なる神の卵、神竜が眠っている、等々言われているが定かではない。正確に知るのは口伝が伝えられる古老のみ。
一見すると巨大な精霊石だが、神託を受ける際に「月闇と生命の狭間で今はまだ眠る者」と称される事から生命体ではあるらしい。※実際何なのかノープラン(

ガイラの民は産まれてすぐに、未来の予言を神託としてこの卵石から授かる。
また特定の精霊と契約を結ぶ事はないが(術行使の為の簡易的な契約は行うが、使い魔に当たるような精霊は持たない)自らを守護する精霊を神託と共に預かり、終生その精霊に身を護られる。宿主が死ねば精霊は野に放たれる。