当時国内最強を謳われた魔導戦士を父に、代々続く魔法の名家出身の大魔導師を母に持つ。両親の死後、魔道師としての修行を積み、ギルド認定後レオードたちのパーティに加わり、以降冒険者として暮らす。 序章・ACT−3にてランディがウォルスとの旅立ちを決意した際、一度は家族同然の仲間たちと離れる不安から別れを選ぶが、結局はランディと共に行く事を選び、以降、行動を共にする。 性格は、かなり勝気でお転婆。一見、気が強いように見えるが、それらは全て寂しがりやな本質の裏返し。人懐っこく、一度心を許した相手には全幅の信頼を寄せる事が多い。それ故に、人との別れには過剰な反応をする事が多々ある。また、重度のヤキモチ焼きでもある。 両親ともに魔法能力に特化しており、その資質を余す事なく引き継いでいる。本人にその自覚は皆無だが、潜在魔力の高さは世界でも屈指のレベル。ただ、本人が自分の力に自信を持てずにいるため、発現には到らないらしい。使い魔としては希少種の妖精ネズミのリルティと事も無げに契約してしまった辺りからも、その能力の高さは伺える。 ハーブから魔法的に香りを抽出して香水を作るのが得意。このため、いつもミントの香りを漂わせている。料理の腕も決して低くはないのだが、何故か調理中の小さな怪我が絶えたためしがない。 ランディと出会うまでは恋愛事には憧れ程度の興味しか持たなかったらしいが、ランディの王女への一途な想いに触れて以来、それに対する少女的な憧れと共に、ランディ自身へほのかな想いを寄せるようになる。その気持ちは日毎に強くなっているのだが、ランディの心に残る王女の面影や、刻の遺跡での経緯などが引っかかり、気持ちを素直に表せずにいる。 |
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