ルシェード王国の名門貴族アルガード家の次男。 序章・ACT−1で起きた一件により騎士資格を剥奪され、自由騎士として冒険者となる。その後、忘れられた神の一人、刻神セイレーシュによって選ばれ、その力を集めて鍛えた剣『時空の剣』の担い手に選ばれた。 性格は穏やかで生真面目。優しすぎる一面もあり、おおよそ戦士系に向くとは思いがたい。事実、本人も剣を振るうよりは、竪琴を奏でる方が性に合うらしい。本人は年上の女性が苦手なのだが、それが逆に受けるらしく、ラウアにからかわれ、イレーヌに迫られと、妙な気苦労が絶えない。幼少時のとある不幸な体験から、あるモノがとにかく苦手。 妙に人を惹きつけ、無意識の内に相手を自分のペースに巻き込んでしまう。当人に自覚はないが、リーダーとしての素養は充分。 かつて剣神と称された祖父と楽神と称えられた祖母の資質を隔世遺伝で引き継ぎ、更に母親譲りと思われる料理のセンスと、父親譲りの知識欲を持ち合わせ、実はかなり多様な才能を併せ持つ。冒険者となってからはそれまで大人しかった旺盛な好奇心が知識欲と共に活性化し、興味を抱いた事は徹底して吸収しないと気が済まなくなっている節もある。 重度の鈍感で、しかも奥手な恋愛不器用。幼い頃から思いを寄せていた王女ジュディアには結局それを伝える事ができず、行動を共にしているファリアに対する気持ちが友情や仲間意識を超えたものであると中々認識できず、したらしたで今度は自分の弱さが与えた痛みが引っかかってしまい、伝えていいものかどうかで悩み込んでしまう。 |
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