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たとえばタンポポの綿毛みたいに
たとえば翼から落ちた羽毛みたいに
ぼくらときたら頼りなくって
ちょっとの風でもふわっととんでく

「存在軽いネ」

言葉が与えるモノも知らずに
みんな気楽に言ってくれるよ
そうさぼくらは根無し草
風に彷徨うきままなモノ
空気を糧にふわふわ生きる

そんな自分がイヤかって言うと…

結構そうでもないかもね

だってぼくらは根無し草
どこにでもいて
どこでも行ける
存在軽いから…つまり、自由?

「自由に束縛されてるネ」

そんな哲学ぶっても仕方ないじゃん?
ふわふわ軽い…あるかないかの存在感
それがぼくらの選んだ在り方
軽さ自体を楽しんでるのさ

だってそれが自分なんだし…

そう思っちゃえばキラクだよ

今にもコワレそうな世界の中で
ナマリみたいに重たくなって
深いふかいトコに沈むなら
暗いくらい底でじっとしてるなら
存在感なんて軽くたって、サ
生きてる実感あるもん…楽しいじゃん?

カッコつけてるワケじゃない
いきがってるワケじゃない
ただ、それが自分の在り方だから…

そう…

たとえばタンポポの綿毛
たとえば翼から落ちた羽毛
風に乗ってどこまでも行けそうな軽いモノ
頼りなくて存在感なくて…それでも

ぼくらという存在感はそこにあるよ…

ホラ、ね?



番頭キリ番999リク、siro様リクのモノローグで、お題は「存在感の軽さ」
……ヘンですね、かなり。
てか、自分の現実入り過ぎかも……こんなモンでもOK……ですか?