ふわり舞う薄紅の中に佇んで そっと手を伸ばしてみる 見えない何か掴みたくて すり抜けていく薄紅のひとひら それは掴み取ることの許されぬ僕の夢? …そんなことない、そう呟いて 伸ばした手を握り締める ふわり舞う頼りない薄紅 でもそれは確かに「そこにある」 僕の夢もそう… 確かに「あるもの」だから 諦めなければ必ず掴める… 握った手、そっと開いて薄紅を解き放ったら 歩き出そう、ゆっくりと、先へ向けて…