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 ふと立ち止まって気づく
 ぼくはどこまできたんだろ?
 色々なものを見て
 色々なものを知った
 この先も続いていくこの道
 ここまではそのどこまでなんだろう…?

 …なんて考えて、それから、そのあまりのおかしさに気づいた

 道は続いててその果ては見えない
 果てのないものの途中がどこかなんて誰にもわからない

 なら…今は進むだけだよね?

 ふと弱気になった自分にこう呟いて
 ぼくはまた、歩き出す



ミニブック『るなてぃっく・ふらいと』収録作の一つ。
1号店の2500ヒット記念というコトで、先にこちらに載せていた『道の途中で』
のセカンド・バージョンみたいなノリで書いてみました。
思っていたよりも好評で、それが嬉しかった作でもあります。
                                       2004.11.22