世界設定/名品・逸品解説

Last-modified: 2015-01-18 (日) 21:31:19

名品・逸品解説

世界の伝説にも関わる品についての、簡単な解説を載せてあります。

聖剣

ナハティガル王国に伝わる二つの『聖宝』の一方。
竜皇の力を秘める、とされる剣で持ち主に合わせて形を変える事ができる。
現在はナハティガル王国の『守護者』の任を帯びる騎竜師に受け継がれている。
 
正式名称は、『竜皇剣フトゥールム』。
後のナハティガル建国王、天聖の騎竜師シリル・ファティが竜皇より授かりし剣。
その真の力を引き出すには複数の条件が必要とされ、未だ、シリル以外にその発現に至った者はいない。

宝珠

ナハティガル王国に伝わる二つの『聖宝』の一方。
精霊王の力を秘めると言われる薔薇色の宝珠。
現在はナハティガル王国の聖宝神官家によって管理されており、代々の当主が受け継いでいる。
 
正式名称は、『霊王珠カーリタース』。
精霊のいとし子と呼ばれた精霊師ティアナ・ファーレンホルストが精霊王より授かった宝珠。
用いる上で特殊な資質は必要ないが、真なる力を引き出すには相応の力と、精霊の強い加護を必要とする。

神獣角アインホルン

ユウレン王国王家・フェオリバラム家に伝わる槍。穂先が一角獣の角を模したデザインの、黒柄の長槍。『一角獣の槍』とも呼ばれる。
四代前の国王が即位前の武者修行に訪れたテンガの地で手にし、以降、『黝簾王の資質を示す品』と位置付けられた。
それ故の軋轢や悲劇なども生み出してはきたものの、風の龍族共々、ユウレン王家を象徴する品であるのは間違いない。
聖魔双方の性質を持ち合わせ、完全に使いこなすには相応の技量と共に、強い精神力を要求される。

双聖魔 黒狼・焔牙

ユウレン王国の軍務総括を務めるファサン家に伝わる双剣。
漆黒の刃を持つ『招魔の漆黒』黒狼と、純白の刃を持つ『焼魔の真白』焔牙で二本一対となっている。
かつて四玉の地を蹂躙していた『魔精霊・黒焔狼』を封じた剣であり、使いこなすためには魔精霊と盟約しなくてはならない。
使い手の感情の起伏や、取り巻く環境から生じる感情、取り分け負方向のそれを魔精霊が取り込む事でその威力を増すが、同時に、使い手の意識を奪い殺戮や破壊に走らせる可能性をも秘める文字通りの諸刃の剣。
魔精霊の意思を強く宿すのが黒狼、それを抑える別の何かの意思を宿すのが焔牙。二本が常に共にあり、寄り添う事で一定の均衡を保っている。